その本はプレゼント

先日、友人からメールがありました。近いうちに宅配便で荷物が届くから受け取ってほしって。それも職場に。しかも着払いで。私が自宅にいない時が多いから職場の方が確かだろうって考えたらしいんです。まぁ、それは間違ってはいません。けど、着払いって……もちろん、あとでお金は返すからと書いてありました。そこまでは「仕方がないな」って感じだったんだけど、その後の文章がちょっと普通ではなかったんです。その荷物は1冊の本なんだけど、私へのプレゼントだっていうんです。小説ではなく、どっちかっていうとビジネス関連の物らしくて、きっと私の役に立つからって選んでくれたんですって。もちろん、それは嬉しいです。けど、着払いで私が支払いをして、あとでお金を返してもらうっていうところが何とも違和感がありました。きっとそうなるわけが友人にはあったんだと思うんだけど。プレゼントなのに?って。でも、そこは仲のイイ友人だからこそ成せる技だとも言えます。だって、普通、誰かのプレゼントなのに、「届くからお金払っといて」はないでしょ。まぁ、彼女らしいなって笑えるんですけどね。けど、私の事を考えてくれてることだけは確かです。長年の友人ですから。そして、読書友達でもありますしね。今、手元にその本があります。ちょっと忙しくてまだ読み始めてないんだけど、なかなか面白そうです。そして、きっと近いうちに彼女と会うことになると思うからランチでもしながら、『こんな形でプレゼントする人は他にはいない』って笑い飛ばしてあげようと思っています。もちろん、感謝を込めて。