命宿るものと暮らすこと

数年前の冬に近所のお花屋さんでベコニアを買いました。濃いピンクの彩りと中央部分が白いコントラストの花に心奪われてしまい、一目惚れをしたのでした。その冬可憐に花は咲き続け、毎日観賞することが楽しみだったことが思い出されます。あれから数年経ちましたが、毎年冬には小さな花を咲かせ続けており、私の心を癒してくれています。ちなみに私の部屋にはベコニア以外にも幾つかの植木鉢が置いてあります。春から初夏にかけては緑の葉が四方八方に伸び、秋には葉を黄色く色付かせる様子を見ていると、生命力をひしひしと感じるようになりました。お部屋に命宿るもの置くだけでこんなにも心が豊かになるのだと気付くこともしばしばです。
先日、古本屋さんで風水についての書籍を購入しました。その本には風水を紹介しながらも、女性の部屋でインテリアを楽しみながら風水術を取り入れる方法が書かれており、かなり興味深い内容になっていました。そしてその書籍にも「部屋に植物を置くこと」が書かれており、「なるほど」と感じたのでした。どうやらお部屋の隅に植物を置くことでいい運気が流れるようです。私もそれにあやかり窓に面した角っこに植物スペースを作っております。運気の流れはよく分かりませんが、日差しが降り注ぐ窓辺でしとやかに佇む彼らを見ていると気持ちが洗練されるような気がします。毎朝お水をあげることは大変かもしれませんが、植物と供に暮らすことはなかなかよいものだと実感しています。