先日、こんな記事を見かけました。新幹線の清掃に関する記事です。その清掃が神業だというんです。新幹線は終え返し運転までの時間が12分で、乗客の乗り降りの時間が5分はかかるから車内清掃は実質7分しかないんだそうです。たったそれだけの時間しかないのに、座席の向きを反転して、クロスでテーブルや窓を拭いて床も拭き、トイレや洗面台もキレイにするんです。一つの座席に掛けてるのはわずかに数秒。終われば一列に並んで、出発されるお客様をお見送りするんです。これには海外のメディアも注目しているんだそうです。『7分間の奇跡』として紹介されたんだとか。
私も以前、新幹線ではないですけど、特急電車をよく使っていた時期があり、そのときにもその素早い行動にいつも感心していたものです。キレイにしてくれるスタッフがいるから、乗客は気持ちよく利用できるんですものね。そうそう、その記事にあるように、私が利用していた特急電車でも、清掃が済んだら、スタッフの人は入口に立って乗り込むお客さんに頭を下げて迎えいれてくれていました。
日本では『おもてなし』という言葉がよく使われます。色んな『おもてなし』があるけど、相手に満足してもらえるように真心を込めて対応するということが共通していて、これは日本が誇れることなんだと思います。
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本屋さんは街の顔
全国には数えきれないくらい多くの本屋さんがあります。でも、どこも同じだと思ったら大違いなんです。立地条件によっても全く異なります。私自身、旅先で覗くと毎回感じることです。いつも行くお店とは全然違うって。
先日、そんな書店の違いについて書かれたコラムを読みました。本屋さんって土地柄にすごく影響されやすい場所なんですって。大手のチェーン店でさえ、品揃えが全く違うらしいんです。郊外ならコミックが多いけど。都心ならビジネス書が多いなどです。それにビル内など建物に入っているところは、その施設のカラーの影響を大いに受けているんです。たとえば、家電量販店内では、IT関係の物が多いし、洗練されたイメージのビル内では、オシャレな本や実用書が多いんだそうです。また、ショッピングモールやスーパーの中では、主婦向けの料理本などは豊富に置いてあったりするんですって。
それに、棚の並べ方にいたっては、スタッフの販売への意気込みが感じられるというんです。新刊以外は、通常は出版社別に棚に並んでいます。けど、実は顧客にとっては色んな出版社が混ざっていても、作家別に並んでいる方が探しやすいんです。だから、そんな風に作家別に並べてある本屋さんには、スタッフさんの熱意が感じられるとコラムの著者は語っていました。
今までは、お店ごとに雰囲気が違うなっていう漠然とした印象だったけど、そのコラムを読んだら、『そこの街らしい』ということなんだなってわかりました。今度から今まで以上に意識して覗いてみようかな。