後味の悪いお話

基本的には甘い恋愛もので、ハッピーエンドが好きなのですが、たまには刺激…というか普段読まないタイプのドロドロしたものが読みたくなったりします。欲望のままに突っ走る話だったり、嫉妬に狂ったりする話だったり。自分は体験したくない、だからこそ小説で読んでみようかなって思ったりします。たしかにそういうお話って後味が悪かったりはするんですけど、妙に印象に残ったり、教訓として自分の心に訴えるものがあったりとプラスのことも多かったりします。
最近だと、湊かなえさん、真梨幸子さんあたり結構読みます。ふたりともイヤミスとして有名な女流作家さんですね。たしかにいやーな気持ちにはなるんですけど、面白すぎてページをめくる手が止まらないんですよ。ああこういう人と関わりたくないなあ、こうはなりたくないなあ、こんな恋愛は破滅しかないでしょ!なんて思いつつ、まったく自分の身には起きないとは言い切れない妙なリアルさが癖になります。読んだあとだいたいゾッとしたり、後味悪いなあってなるんですが…そこから甘々な幸せいっぱいの恋愛小説を読むと、いつもより幸せな気持ちになります(笑)そうそう、これこれ!ってドロドロからの落差というかギャップというか。やっぱりハッピーエンドが好きだけど、たまには読みたいドロドロ系(笑)