著書の中の名言

夏目漱石は、小説や評論のなかにいくつもの名言を残しています。私が今までに見かけたものはどれも的を射ています。だから、夏目漱石という人が素晴らしい人なんだなってつくづく思うんです。
先日も、彼の評論の中にある一節を読みました。それは「どんな人でも人々から切り離されて新しい道を行ける人はいない」という一文です。「どれほど独創的なものでも、単独で急に生み出されることはない。そこに至るまでの先人が築いた基礎がある」といった内容です。なるほどなぁって感心します。普段、新しいことを始めなきゃ、とか、まだ誰も思いついていないことを考えなきゃ、なんて思って、近道はないかと模索しているんだけど、それは間違いなんだなって思いました。地道に研究や実績を学んで模倣してこそ、そこから新しい道へと踏み出せるものなんだそうです。そういえば、有名な画家さんがその昔、ルーブル美術館に通いつめて、名画の模倣をしたという話を何かで読んだことがあります。小説を読まない人には小説は書けないと誰かが語っていたのも聞いたこともあります。模倣や研究があって、それが基礎になるから新たなことを見つけられるんです。だとしたら、いきなり何かイイことがないかなって思っていた私は、絶対に無理なことを望んでいたっていうことですよね。

こっちがメインに!?

社会はどんどん進化していくから、当たり前のことが当たり前でなくなっていくんですよね。本だって、やっぱり紙の方がいいって思っていたけど、最近は意外に電子書籍は便利だなって思いますしね。年配の人にだって実は優しいんだそうです。何が優しいかっていうと、本は、特に文庫本は、文字が小さいから高齢者にとっては読みづらいけど、電子書籍ならタブレットを使うから文字も大きいし、さらに大きく調整できるから本当は楽なんですって。そう言われれば、そうですよね。実は、私も断然、紙の本が好きだったんだけど、最近はけっこう電子書籍寄りになってます。私はスマホで読んでるから、文字自体は小さいんだけど、持ち歩くには楽です。スマホはいつも持ってるから、ちょっとした空き時間にも読むことができます。それに、本棚を持ち歩いているのと同じことですもの。何十冊もがスマホの中にあるんですから。考えてみたら、スゴイですよね。いくつかのWEBサイトでは読み放題のプランなんていうのもありますしね。そのうち、そっちがメインになってしまうのかもしれません。そして、今度はまた新たな何かが登場するかもしれません。そういえば、小説家さんだって、その昔は原稿用紙にペンで書いていたのが、今ではパソコンでキーボードをたたいて綴るんですもの。未来にはさらに進化して、小説家は物語を声に出して語るだけで、それが文字に変換されるようになるとか。まさか。いえ、ありえます。