魅惑のフリーマーケット

青空のもとのフリーマーケットほど魅力的なものはありません。気持ちまで開放的になります。先日、朝の通勤途中で職場の最寄駅に降りたとき、久しぶりに駅前広場でフリーマーケットが開催されていました。その日は世間では休日だったから、お休みの人や観光の人が沢山いたのか、朝早いのにすでにかなり賑わっていました。その光景に思わず、仕事に行くのが嫌になってしまいました。ゆっくり覗いてみたいという衝動です。私は今までに自分でも出店したことがあります。友人と一緒に、もう読まなくなった本を出したんです。お客さんとの会話も楽しいし、周りのブースの人達とのおしゃべりもすごく楽しかったのを覚えています。何より、本が売れた時の喜びはなんとも言えないワクワクがありました。でも、先日は出勤途中だから、のんびりできませんでした。仕方がないから、とりあえず、その中を一周通ってから職場に向かいました。とにかく洋服は季節を問わず色々あります。けど、中には「こんなの売る?」と疑いたくなるような物もあるんです。とても商品とは言えなさそうな……。けど、それもまた楽しいのがフリーマーケットなんですよね。洋服以外にも、靴やアクセサリーや雑貨、本やCD、おもちゃもあります。電化製品や楽器もあるんです。野菜や果物まであったんです。本が気になったけど勤務時間があったから、チラッとしか見れなくてとても残念でした。けど、楽しい雰囲気だけは味わえたから、朝から気分は上々でした。今度はゆっくり見て廻りたいな。

長かったあの頃

私、ずっと前から思ってたことがあったんですけど、先日、たまたまそれについてのコラムを読んで、ものすごく共感しました。それは、日にちの経ち方なんです。毎日、すごく早く過ぎて行くなぁって思っていて、1日、1週間、1年とあっという間に過ぎて行きます。毎年、新年を迎えたと思っていたら、桜の季節になって、それを楽しんでいたら、一気にセミの声が聞こえて、そうこうしていたら紅葉のお話、そして年賀状発売って聞いてもうすぐ1年が終わるって驚くんです。で、ずっと思ってたことというのは、小学校の6年間ってすごく長かったなってことなんです。中高も6年間だけど、小学校の時と比べたら中高なんてアッと言う間だったと思います。この前読んだコラムに同じように小学校の6年間がすごく長かったって書いてあって、もうなんていうか、そう、そう、そう、そうって何度頷いたことか。そして、色んなことを覚えています。そのコラムにも小学校の時に過ごした夏休みの事が書いてあったんだけど、その何でもない子ども時代の単純な生活なのに、読んでいたらなんだか涙が出そうになりました。どうしてあんなに時計の針がゆっくり動いていたのかな。大人になってしまった今では、時間は驚くほどのスピードで過ぎていきます。ちょっとだけでいいから、時間がゆっくり過ぎていたあの頃に戻ってみたいなって思います。