図書館のチラシ

昔から小説を読むのが好きな私ですが、物語ばかりでなくたまには違うジャンルのものを読んでみようかという気持ちになりました。というのも、先日図書館に行った際に読んだ「おすすめの本」というもので、それは図書館の職員さんが自作している新聞のようなチラシです。読んでみると、新着の作品や館内で開催されるイベントの紹介、そして職員さんが月替わりで自分のおすすめをするというコーナーがあります。実は私はそのコーナーがとても好きで、毎月発行されるのが楽しみになっています。
けれど先日、月一の発行日を楽しみに図書館へ行くとなんとそのコーナーが無くなっていたのです。私はその場で開いてみるのではなく、家に帰ってゆっくりしながら読むのが好きなのですが、家に帰ってショックを受けてしまいました。そしてその日借りた本を返すときに思わず司書さんへ「あの紹介文は無くなっちゃったんですか?」と尋ねてみました。すると、「今月の担当をしている人が書けなくなったので、来月はちゃんとありますよ」と返事してくれました。その答えを聞いてほっとしてしまい、笑顔になると司書さんも嬉しそうな顔をしてくれ、ちょっと恥ずかしくなりました。来月チラシをもらう時も少し取りづらいかもしれませんね。

腹話術を見て来ました

腹話術ってみんな知ってますよね。口を開いていないのに言葉をしゃべることができ、また、人形などを使って会話をしているように見える演芸です。私もテレビの中で何度か見たことがあるのですが、実際に見てみることはありませんでした。しかし、先日行ったショッピングモールで偶然イベントが開催されており、その時に腹話術師の人が呼ばれていました。せっかくなのでと立ち止まって見ていると、腹話術で人形が落語を話しているのです。落語の演目は良く知られる「じゅげむ」で、特徴的なあの長い名前を何度も繰り返しています。術師の方はもちろん口を閉じていて、傍目ではその人が声を出しているとは思えません。思わずじっと見入ってしまいました。
その日帰宅してもそれが忘れられずにインターネットで検索をしてみると、動画サイトで色々なものがアップロードされていました。プロの人の公演動画や、一般の人が趣味でやっているのを収めたものもあり、楽しんでみる事ができました。また、動画の中には「あなたもやってみよう」なんて作品もあり、思わず画面の前で実践してみましたが、やはりすぐにできるものではありませんね。机の上にある本を見ながら、「こんなに長い話を口を閉じたまま言うなんて」と改めて凄さを実感しました。