読破した時の達成感

紙の本と電子書籍との違いだとか、どちらが良いのかという論議はよくあります。それぞれにメリット、デメリットがあるから、その時々で使い分けるか、もしくはどちらか自分の好みの方を選ぶか、ということだと思います。私もそれはいつも悩むところで、どちらにも利点はあるから、使い分けている方になります。でも、好みから言うと紙の本の方が好きです。実際に読んでいるものといえば、断然そっちが多いですから。
この前、読んだ記事にもそれについて書いてありました。そこには、シリーズでの大著に関しては絶対に紙の方で読んでほしいと書いてあったんです。そこで紹介されていたものは、なんと43巻ものハードカバーでした。その内容にも依るんだと思いますけど、手に取る『物』としての感じをしっかり味わいながら読んでほしいと。指が触れている感触やページをめくった時に脳の神経を刺激する瞬間が精神的に自分の感覚をチューニングできるんだとか。そういう難しいことはよくわからないけど、43巻もの大著の場合は、読み切ったという達成感が紙の本の方が絶対に大きいと思います。全体を振り返る時にも、振り返りやすいです。電子書籍の場合はどれほどの大作だったのかが目に見えるものがありません。もちろん、コンピューター内の本棚にはあるにしても、そこは実物とは雲泥の差でしょう。これに関しては、紙の方に一本というところですね。