初々しい気持ちが蘇った絵本の読み聞かせ

小さな頃に絵本に慣れ親しんだ記憶があります。今こうして書籍が生活の一部になっているのは、家族が小さい頃に「読む楽しみ」を教えてくれたからだと感じています。
女友達の3歳になる愛娘はよく家族で図書館に行き、たくさんの絵本を借りてくるそうです。それは休日の日課として習慣付いており、眠る前には必ず読み聞かせをするとか。先日友達のおうちへ遊びに行った時、その女の子と一緒に遊ぶ機会がありました。ブロックを使って電車やおうちを作り、おままごとをして最後に絵本を読むことにしました。私は緊張しながら声に出して、一つ一つの言葉を発したのでした。簡単なことだとだと思っていましたが学生時代の国語の授業が頭をよぎり、緊張してしまったことを覚えています。しかしながらせっかくの大役を預かったこともあって、登場人物になり切ってみました。お父さんお母さんのように上手には出来なかったかもしれませんが、とても喜んでくれて無事2人だけの朗読会は幕を閉じました。
その時の作品は私が幼い頃から慣れ親しんでいたもので、ワンパクな白猫がお友達と遊ぶユニークで可愛らしい物語でした。何だか童心に返ったような気持ちになり、感慨深さがこみ上げてきたものです。そして「本とふれあうことはやっぱり楽しい」と心から感じたのでした。