図書館のロマン

最近は家で本を読むことが多くて、あんまり図書館で読んだり借りたりということがなくなりました。本もついつい通勤途中やショッピングモールの書店で買ってしまって……。だから増えすぎてしまうんですけどね。でも、図書館ってちょっと異空間で大好きです。学生時代には学校の図書室にもそこにしかない魅力を感じていました。おおよそ新刊からはほど遠いんだけど、読み古された感じも悪くないんです。中には落書きがあったり、誰かにあてたメッセージがあったり。それらを読むのもちょっと楽しみでした。それに学校の図書室って独特の匂いっていうか、それは本の匂いかもいれないけど、懐かしいイメージとして残っています。もし今、どこかでその匂いに出会ったら感動しそうです。
ずいぶん前になるけど、そんな図書館の本からストーリーが始まる映画を観たことがあります。本の間にしおりのようなメモがあって、それを見つけたことが始まりだったかな。詳しくは覚えてないけど、遠い日々への思いと現実の思いとがとても美しく描かかれていたっていう印象が残っているんです。沢山の人が手にした本には、その本のストーリー以上の物語がそこにはあるかもしれません。そう思うと、すごくロマンを感じてしまいます。
久しぶりに図書館にロマンを感じに行ってみようかな。