朝までありがとう本屋さん

私が今住んでいる家の近所に、朝までやっている本屋さんがあります。朝の5時とか、早い日で4時とか。以前住んでいた地方は、夜の10時くらいには絶対に本屋さんが閉まってしまっていたので、とても嬉しかったです。終電で帰宅するときも、帰り道に本屋さんの明かりがついていると、ついつい立ち寄ってしまうんです。一刻も早く自宅に返って、ごはんを食べてお風呂に入って、眠ってしまいたいような、そんな疲れきった日でも、本屋さんにはつい立ち寄ってしまいます。何を買うわけでもなく、本棚を見て回っているだけで、一日でギリギリまですり減った体力ゲージが、ほんの少しだけ回復するような気がするのです。体力というよりは、気力なのかもしれませんね。病は気からと言いますし。本屋さんに立ち寄ること出来ないような、へとへとに疲れ切った日なんかは、そこに開いている本屋さんがあるというだけで救われるときもあります。これは私が本が好きだからだとも思いますが、そういう何か心の支えになるものって、誰しもあるものだろうと思っていますよ。夜中に、ふと「新刊が出ていたんだ!今すぐ読みたい!」と思ったとき、朝までやってくれている本屋さんって、とてもありがたいですしね。