面白いって思っていたのに

時々読む、小説以外の本。自己啓発関係の物やビジネス関連のものです。今、読んでるのは仕事に活用できそうなビジネス書です。ネットで書籍を見ていた時にたまたま見つけたものです。だから、そのままオンラインで購入しました。読み始めた時には、ビジネス書なのにこんなにも面白いのかと驚きながらページをめくりました。まるで小説のようにその続きに惹かれていたんです。でも、仕事の緊急な用事があったりして読み進めていくことができずに、そのまま止まっていたんです。そしたら、ある日、その本の著者から郵便が届いたんです。たぶん、ネットで買ってから1週間くらい経っていたから、もう読み終わった頃だと思って送ってきたんでしょうね。それは、本の内容とリンクしている通信教育の案内だったんです。ご購入者だけの特典として……って、スキルを身に着けるために通信教育の半分は無料になるような内容の冊子が添えられていました。「ははぁ、そういうことか」って、なんだか一気に気持ちが冷めていくのを感じました。真の目的は高価な通信教育を販売することだったのかと。セールスマン的には、本に興味を持った人に通信教育の案内をした方が効率がよいと思うでしょう。実際にそうだと思います。何の興味もない人に案内したって仕方ありませんものね。けど、私にはマイナス効果でした。まだ本は読んでいますけど、あんなに面白かったのに、なんだかつまらなくなってしまったんです。人間の心理って不思議ですね。本来は人間の心理を上手く活用するとビジネスは成功するんですけどね。

その本はプレゼント

先日、友人からメールがありました。近いうちに宅配便で荷物が届くから受け取ってほしって。それも職場に。しかも着払いで。私が自宅にいない時が多いから職場の方が確かだろうって考えたらしいんです。まぁ、それは間違ってはいません。けど、着払いって……もちろん、あとでお金は返すからと書いてありました。そこまでは「仕方がないな」って感じだったんだけど、その後の文章がちょっと普通ではなかったんです。その荷物は1冊の本なんだけど、私へのプレゼントだっていうんです。小説ではなく、どっちかっていうとビジネス関連の物らしくて、きっと私の役に立つからって選んでくれたんですって。もちろん、それは嬉しいです。けど、着払いで私が支払いをして、あとでお金を返してもらうっていうところが何とも違和感がありました。きっとそうなるわけが友人にはあったんだと思うんだけど。プレゼントなのに?って。でも、そこは仲のイイ友人だからこそ成せる技だとも言えます。だって、普通、誰かのプレゼントなのに、「届くからお金払っといて」はないでしょ。まぁ、彼女らしいなって笑えるんですけどね。けど、私の事を考えてくれてることだけは確かです。長年の友人ですから。そして、読書友達でもありますしね。今、手元にその本があります。ちょっと忙しくてまだ読み始めてないんだけど、なかなか面白そうです。そして、きっと近いうちに彼女と会うことになると思うからランチでもしながら、『こんな形でプレゼントする人は他にはいない』って笑い飛ばしてあげようと思っています。もちろん、感謝を込めて。