落第が転機に

だれもが知っている文豪たち。なかなか優秀な人が多いですよね。やっぱり文章に秀でた人は、成績も優秀なのかなって思ってしまいます。けど、先日、読んだ本に書いてあったんだけど、優秀な文豪でも一度くらいは挫折しているものなんだそうです。というより、挫折を経験した人の方が、それが転機になって、その後の成績がさらに素晴らしいものになったりしてるようなんです。そこには、夏目漱石と志賀直哉のことが取り上げられていました。まず、夏目漱石は、典型的な優等生なんだけど、一校在学中に落第を経験しているんです。でも、それが却って良い結果を招いているんです。落第以降、一校を首席で通して、大学でも特待生だったんです。漱石は、若い頃に一度くらいは挫折を経験した方が人間的な奥行きを獲得できると言っているんですって。一方、志賀直哉も学習院中等科時代に落第をしているんです。でも、そのおかげで、武者小路実篤と同級となったことがきっかけで生涯、友情を育んだということです。まさに、二人とも、落第が人生の転機だったと言えますよね。何事もなく順調に進み過ぎると、それが当たり前になってしまうから、自分自身を見つめ直すことができないのかもしれません。苦労があったり挫折があったりしないと、学べないこともあるんですね。そんな風に有名な文豪たちも挫折を味わっていたなら、凡人の私なら当然です。仕事で上手く行かなくったって、そこから学ぶことがあるって思うように努力します。

斬新な図書館

最近の図書館は何かとスゴイっていうのは以前にも読んだことがあります。大学の併設であっても一般公開をしているところも多いらしいです。そして、その規模も大学の規模と同じようにかなりのものだそうです。本の数もですが、いかに快適に過ごせるかという点も重視されています。カフェスペースがあるところやDVDなどを視聴できるスペースが設けられている場合もあります。中には24時間利用できるところもあるんですってね。でも、先日、目にした記事はある大学の図書館を紹介したものだったんですけど、そこはまたちょっと他にはない特徴がありました。それは、蔵書のうち30パーセント以上が漫画だというんです。もちろん、新刊や文庫本も充実しています。普通、大学に併設であれば学術書が沢山あるというイメージですよね。これはかなり斬新です。若者の読書離れが進む中、漫画を入り口に学生の知的好奇心を刺激したいという狙いがあるんだとか。24時間いつでも利用できる自習棟も併設しているというんだからスゴイです。そして、カフェも併設していて、一般の人も利用できるんですって。なんだか夢のような図書館です。きっと、その図書館があるから、その大学を選ぶという学生もいるんじゃないかな。私の家の近所にもそんなところがほしいです。