読破した時の達成感

紙の本と電子書籍との違いだとか、どちらが良いのかという論議はよくあります。それぞれにメリット、デメリットがあるから、その時々で使い分けるか、もしくはどちらか自分の好みの方を選ぶか、ということだと思います。私もそれはいつも悩むところで、どちらにも利点はあるから、使い分けている方になります。でも、好みから言うと紙の本の方が好きです。実際に読んでいるものといえば、断然そっちが多いですから。
この前、読んだ記事にもそれについて書いてありました。そこには、シリーズでの大著に関しては絶対に紙の方で読んでほしいと書いてあったんです。そこで紹介されていたものは、なんと43巻ものハードカバーでした。その内容にも依るんだと思いますけど、手に取る『物』としての感じをしっかり味わいながら読んでほしいと。指が触れている感触やページをめくった時に脳の神経を刺激する瞬間が精神的に自分の感覚をチューニングできるんだとか。そういう難しいことはよくわからないけど、43巻もの大著の場合は、読み切ったという達成感が紙の本の方が絶対に大きいと思います。全体を振り返る時にも、振り返りやすいです。電子書籍の場合はどれほどの大作だったのかが目に見えるものがありません。もちろん、コンピューター内の本棚にはあるにしても、そこは実物とは雲泥の差でしょう。これに関しては、紙の方に一本というところですね。

ガリガリ君の生みの親が語る本

誰もが知っている、そして大好きな「ガリガリ君」。季節ごとに色んな味も登場するし、アイスの中では大ヒット商品ですよね。そんな「ガリガリ君」の生みの親である筆者が、『仕事の本質』『ヒット商品の本質』そして『自分らしく働くこと』について語っている本の紹介を先日見かけました。自分らしく働くために何より大事なことは、理不尽な評価はいちいち気にしないことなんだそうです。社会に出ると理不尽な評価を受けることが多々あり、それはどこの会社でも当たり前にあると書いてあります。私は思わず「あるある」と頷きました。まず、それが当たり前のことなんだと知っておけば、深く傷つかずに済むというんです。そして、そのことについて落ち込み続けたところで、何も変わらないと。なるほどです。ついついずっと気にしてしまいますものね。だから『誰のために働いているのか』を考えてみることが大事なんだそうです。基本的には働くのは自分のためだと考えることがベストなんだそうです。また、「会社は他人が自分を評価するところであり、そのことは自分ではどうにもできないこと」だと割り切ることが大切なんだって。そして、「自分として満足のいく仕事ができたかどうか」を考えて判断してみることが重要なのです。その時に気を付けないといけないのは、うぬぼれないこと。そうですよね。うぬぼれると、努力をしないし絶対に伸びませんものね。
その本では、ガリガリ君の色を「地球色」にしようと思い立った時のことが書かれているんだそうです。ガリガリ君のエピソード、すごく興味あります。この本から私も仕事の本質を見つけてみたいな。

恋人、夫婦の良い関係

昔に比べたら、最近は独身の人が増えていますよね。どうも十代の子たちだって、彼氏彼女と一緒に過ごすより同性と一緒にいる方が気兼ねなく楽しいって言っているらしいんです。それは社会人になればますます強くなる傾向にあるみたいです。金銭的なことも含めて、結婚すると自分の自由がなくなるという考えに基づいているんだとか。
この前、そんな人たちに向けたコラムを見かけました。私もどっちかというと自分ひとりの時間を大事にしたい方です。読書もそうだし、他のことでも、一人の方が自分の都合だけで動けるし、気も使わなくて気楽だと思っています。そのコラムのテーマは『恋愛関係や結婚生活を長続きさせるために』というものでした。そこには、お互いの生活スタイルを尊重することが大事だと書いてありました。無理に同じ空間にいようとしないことって。これ、本当にそうだと思います。何がなんでも一緒にいなきゃってなると疲れちゃいますもの。それから、「○○しないといけない」は捨てることが必要なんだって。たとえば、「ごはんは必ず一緒に食べること」とか「何かあったら絶対に話し合うこと」とか。一見良さそうに思えるこれらもストレスを与えるんだとか。直接面と向かって意見を言うことが苦手な人もいるし、であればLINEなどの文字で意見を交換しても悪くはないって。確かにって、ものすごく納得です。そして、一番重要なことは、お互いの仕事については口出ししないということなんだそうです。特に男性はプライドもあって、簡単に踏み入られたくないと思うことが多いですものね。けど、女性だってそうです。むやみに意見されたくないというか。仕事に関しては、お互いが聞き役に回ることができればうまくいきます。
なるほど。一人の人間として個人の時間を持てるようにすることが大事で、そして、それぞれが自分らしく生きることがお互いの関係を長続きさせるポイントになるんですね。