7分間のおもてなし

先日、こんな記事を見かけました。新幹線の清掃に関する記事です。その清掃が神業だというんです。新幹線は終え返し運転までの時間が12分で、乗客の乗り降りの時間が5分はかかるから車内清掃は実質7分しかないんだそうです。たったそれだけの時間しかないのに、座席の向きを反転して、クロスでテーブルや窓を拭いて床も拭き、トイレや洗面台もキレイにするんです。一つの座席に掛けてるのはわずかに数秒。終われば一列に並んで、出発されるお客様をお見送りするんです。これには海外のメディアも注目しているんだそうです。『7分間の奇跡』として紹介されたんだとか。
私も以前、新幹線ではないですけど、特急電車をよく使っていた時期があり、そのときにもその素早い行動にいつも感心していたものです。キレイにしてくれるスタッフがいるから、乗客は気持ちよく利用できるんですものね。そうそう、その記事にあるように、私が利用していた特急電車でも、清掃が済んだら、スタッフの人は入口に立って乗り込むお客さんに頭を下げて迎えいれてくれていました。
日本では『おもてなし』という言葉がよく使われます。色んな『おもてなし』があるけど、相手に満足してもらえるように真心を込めて対応するということが共通していて、これは日本が誇れることなんだと思います。