人生は極めて個人的な作品

時々、人生って物語のように感じられるんです。だから、困難にぶつかった時には、「流れに任せていけば、暗闇から抜け出せるはずだから頑張ろう」とか、「今が踏ん張り時だ」とかって思います。不思議なことに八方ふさがりのような時でも、なぜか扉は必ず開くと、根拠はないけど、ある意味確信しているようなところがあります。お気楽だと思われるかもしれないですけどね。
この前、読んだコラムには『人生という極めて個人的な作品』をどう仕上げるか、なんて書いてあったんです。それは自分という芸術家の腕にかかっていると。素敵な表現だと思って、ちょっと興味が湧きました。そして、そのためにも他人には、とやかく言わないことが大事だって。他人の生き方はその人本人が気づかないことには改められないんだと。何かを注意されても、その人にとっては迷惑でしかないんだって。そんなことより、自分を見続けるほうが必要だと書いてありました。意識を内面に向けると、物事の善悪を正しく判断できるし、他人の動きに惑わされて心がブレたりしないんだそうです。本当にそうだと思います。他人を変えることなんて到底無理なことで、でも自分を変えることはできるんだと思っています。自分が変わったから、他人も変わってくれたという経験は今までにもあります。時には先日のようなコラムを読むと、普段の意識を見直すきっかけになります。人生という作品は自分でしか仕上げられないんですよね。良くも悪くも本人次第です。