お昼時の本屋さん

友達が働いている会社が入っているビルには、ショップエリアがあるそうです。そこには100円ショップや旅行代理店、コーヒーショップにアイスクリーム屋、飲食店など幅広いラインナップのお店が並んでいるため、昼休みを過ごすには最高の場所だと話してくれました。どのショップも無くてならない存在らしいのですが、取り分け本屋がお気に入りらしいです。マンガや雑誌、小説などのジャンルがくまなく網羅されており、ランチを食べた後に立ち寄って書籍をチェックするようにしていると話してくれました。また彼女のような人は多いらしく、そのビルや近隣で働くサラリーマンやOL達が真剣に本を選んでいる姿をよく目にするとのこと。その友人も私と同様に読書を愛しており、立ち寄ったついでに購入することもしばしあるそうです。読書好きにとって、気軽に立ち寄ることができる本屋が近くにあることはありがたいものです。またラインナップが豊富であればあるほど、たくさんの作品と出会うことができるのも嬉しいことだと感じます。
私も彼女の話を聞いてからというもの、昼時に書店へ足を運びたくなりターミナル駅にあるブックストアへ行ってみました。近くのビルから出てきたオフィスカジュアルに身を包んだOLやサラリーマン達の姿を目にしていると、思い思いの休憩時間を過ごしていることに好感が持てました。みんなどんな作品を買うのかと思いを巡らしながらも、いつしかカーディガンを肩に羽織り、財布を持ってお洒落なカフェでランチをしているOLの姿が浮かんできました。そんな時、小脇に海外文学の単行本などを抱えていたら粋だなと思うのでした。